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日本の自動車は海外でも人気があり、ミニカーもいくつか制作されています。ですが、日本車の中でもパトカーや消防車といった特殊車両が、海外で作られることはほとんどありません。そういったミニカー制作は、やはり国産のメーカーが特化しています。そこで、今回は主にパトカーに特化したミニカーを制作している、レイズというメーカーをご紹介します。
■レイズ(RAI’S)ミニカーとは?
レイズ(RAI’S)は日本のヒコセブンが展開しているミニカーブランドで、1/43スケールのミニカーを専門に取り扱っています。レイズブランドのミニカーは特徴的で、日本の警察車両をメインとして、内部の無線機や特殊装備にもこだわった、実際に存在するモデルのみを完全限定生産しています。
ヒコセブンはレイズのほかにも、普通車に加え消防車や救急車を展開する「カーネル」、陸上自衛隊の装甲車や戦車を展開する「アイランズ」など、特殊な車両を専門に取り扱っているミニカーメーカーになります。
■レイズのミニカーはどんな特徴がある?
レイズのミニカーは、ほかのミニカーメーカーと比べてどのような特徴があるのでしょうか。大きく分けて3つご紹介します。
・日本の警察車両を専門に取り扱う
レイズの最大の特徴ともいえるのが、日本の普通のパトカー、覆面パトカーをはじめとする警察車両取り扱っているところです。車種のラインナップもプリウス、スカイライン、クラウンと豊富で、「神奈川県警」「兵庫県警」など、都道府県名まで忠実に再現されており、自分が住んでいる場所のモデルは思わず欲しくなります。パトカーのほかにも白バイ、護送車、機動隊輸送車両などの警察車両に特化したブランドがレイズです。
・スケールは1/43や1/64、材質はダイキャスト
レイズが取り扱っているミニカーは、ミニカーとしては一般的なサイズの1/43スケールが多くなっていますが、ほかに、もう一回り小さめの1/64スケールも取り扱っています。材質は主にダイキャストを使用しているため、細かいディテール部分も完成度を高くすることが可能で、重量感もあるため、より実車に近い再現が可能となっています。
・限定ミニカーが多くプレミアがつくことも
レイズのミニカーは「限定800台」など完全限定生産のものも多く、人気モデルは発売してすぐに完売してしまうため数が希少で、プレミアがつくこともあります。そのため、新作情報はいち早くチェックして予約購入するのが、最も確実に手に入れる方法になります。
■レイズで人気のミニカー
国産のパトカーばかりを取り扱うレイズですが、その中でも人気のある車種は、高級車やスポーツカーをベースにしたものばかりです。今回は人気車両を5つピックアップしてご紹介します。
・RAI’S 1/43 トヨタ セルシオ (UCF30) 2006 警察本部警備部要人警護車両 完成品
高級車であるトヨタのセルシオをベースとした、警護車両として全国配備されたモデルです。この30系の後期型は、総理車列などでも使われている最後のモデルとなったもので、細かい部分で通常の仕様とは異なっています。例えば、フロントグリルの赤色灯が電球が四角型のLEDタイプへ変更され、無線用アンテナがTLアンテナに変更されています。
・RAI’S 1/43 日産 フェアレディ Z NISMO (Z34) 2016 警視庁高速道路交通警察隊車両 完成品
日産フェアレディZ NISMO (Z34)をベースにしたこのモデルは、警視庁の高速隊に2台、交通機動隊に1台の、たった3台だけ配備されたもので、その中でも「高速31」を忠実に再現したモデルです。ルーフには「速31」の文字と、2本のアンテナが装備されており、バンパーのダクト内にはLED赤色灯が採用されています。この車両は1/18スケールでもモデル化されており、そちらの完成度もかなりのものとなっています。
・RAI’S 1/43 トヨタ クラウン アスリート (GRS214) 2017 警察本部警備部要人警護車両 完成品
こちらは要人警護用の車両で、高級車であるトヨタのクラウンアスリートGRS214をベースにしたモデルです。トランクに2本のアンテナが立っているのが特徴で、レーザー式のスピード取り締まり装置付きのパトライトも搭載しています。ホイールは市販車と同じく、スパッタリング塗装されたものが採用されています。
・RAI’S 1/43 トヨタ マジェスタ A Type (UZS186) 2008 警視庁警備部警衛課警衛車両 完成品
両陛下や皇族の方々の警備用として、移動の際先導と後抑えに配備された、トヨタのマジェスタをモデル化したものです。TA/TLアンテナ、助手席側のドアミラーにある補助ミラー、グリル内には赤色灯が装備されています。実際には、赤色灯はほとんど点灯されることはなく、車列の前につく場合のみに点灯されます。
・RAI’S 1/43 トヨタ マークX 350S +M SUPER CHARGER (GRX133) 2016 警視庁高速道路交通警察隊車両 (覆面 白) 完成品
警視庁に交通覆面車両として配備された、トヨタのマークXです。ただしこの車は3500ccの「+M SUPER CHARGER」でさらに強化し、360PSの馬力を出せる特別なモデルとなっています。TRDのエアロ、反転式の赤色灯、フロントバンパー下部の隠し赤色灯など覆面車両らしい装備も精巧に再現されています。
■まとめ
レイズは、日本ならではの警察車両をモデルにしたミニカーを数多く制作しており、警察車両ならレイズといってもいいほどの地位を確立しています。普通車もいいですが、警察車両もほかにはない魅力がたくさんあります。一風変わったミニカーが欲しいなら、レイズを検討してみるのもいいのではないでしょうか。
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